2度植毛した男のプロフィール

1度の植毛で密度に満足できるって思っていませんか?基本できませんよ。

植毛で気になるのが、1度の植毛で満足できるレベルになるかどうかという点でしょう。

結論から言えば、1度の植毛で満足できる確率は20%程度な印象です。一般的に、M字だけでなく薄毛がかなり進行している状態なら満足でき、そうでないなら2度目の手術を考える方が多いです。

若ければ若いほど、1度の植毛で100%満足できる可能性は非常に低いと考えておいた方がいいです。

私はM字中心に植毛しましたが、結果的に密度に満足できず2度植毛しました。

ネット上の経過写真で「1度の植毛でこんなに生えました!」とアピールしているブログも多いですが、写真は3割増しに濃く見えるので、あまり信用しないほうがいいです。

心の中では「もうちょっと密度欲しいな。。。」と十中八九思っています。2度植毛した私ですら、100%密度に満足できていないわけですからね。

2度植毛した男

特に、1つのクリニックの手術のみの体験ブログは、そのクリニックにお客さんを紹介することが目的なので、要注意です。

1度の植毛で達成できる密度は50%

どんなに優れたクリニックでも、どんな方法で手術をしても、1度の植毛で達成できる密度は50%です。

理由は、それ以上の密度で移植しても、かえって生着率が悪くなることが分かっており、ベストの発毛率をキープできるのが50%だからです。

日本人は平均して1つの毛包(株)に1.7本〜2.0本の毛があり、後頭部においては1㎠あたり60〜80株で合計160〜170本の毛があると言われています。

つまり、1度の植毛では、植える株数が500株でも1000株でも3000株でも、1㎠あたり40株(約85本)がマックスということになります。株数を増やしても密度は増やすことはできません。

50%の密度というのは、人によって薄く感じるか感じないかのギリギリのラインで、若いほど1度の植毛では満足できないケースが多いです。

私も満足できず、2回手術をしております。以下は1回目の手術から術後2年の写真ですが、何とも言えない密度です。

植毛 FUE 術後2年

生え際の最前列は、1本毛で植えることが多いため、50株で植えるケースもありますが、無毛エリアに植えた場合は、だいたいこのぐらいの密度になるとお考えください。

クリニックの宣伝には嘘が多い

最近は減ってきていますが、1㎠あたり80株の高密度植毛が可能と宣伝しているクリニックもありますが、これは過大広告だとお考えください。

私も本当かよ?と気になってメールで問い合わせましたが、結果は以下のような回答でした。

あまり一度の移植で高密度移植(1㎠あたり50グラフトを大きく超えるような密度)を行った場合、密度は満足されたとしても、移植部の傷が盛り上がったり、生着率が下がってしまっては、本末転倒となってしまいますので、あまり無理な移植をされるのはお勧め出来ません。

しかも、男性の生え際の場合、1㎠あたり50グラフト程でも十分満足されることが多く、密度を優先して生え際に移植してしまうと、1年後「こんなに植えなくとも良かった」と思われるようでは、限りある資源を無駄に使ってしまったことになってしまいます。

女性の生え際など、男性のような太い髪を移植した場合、あきらかに違和感が出るようなケースでは、ウブ毛に近い1本毛を中心に移植することも有り、この場合1㎠あたり80グラフト以上を移植する例は沢山ございます。

つまり、女性の産毛に近い細い毛を植える場合は、高密度で移植することも可能ということなので、太い毛を密度100%で移植することはないということです。

もし、クリニックでこのような密度100%で移植可能と宣伝しているクリニックがあれば、こういうカラクリがあるので、ご注意ください。

2回、植毛しても達成できる密度は80%

2回植毛しても、密度100%を達成できるわけではなく、達成できるのは80%とされています。

理由は、植える際には移植穴を作らなければならず、技術的に隙間なく100%で植えるというのは不可能だからです。以下の、私の2度目の手術翌日の写真をみてください。

医師が極小の移植穴を作って隙間に植えてもらっていますが、それでも限度があるということです。

つまり、同じ箇所に3回、4回手術しても、80%以上の密度にはできないものとお考えください。

植毛の限界は80%です。とはいえ、後頭部の太くて濃い毛を移植させての80%ですから、1回目と比べれば十分満足できます。

ただ、植毛にも採取できる株数に限度がありますから、そう安易に2回目の手術をしていいものでもありません。

私の場合、1回目、2回目ともに700株という比較的少ない株数での手術でしたから、そんなに間隔をあけずに2回目の手術をしましたが、これが2000株でしたら話が変わってきます。

「2回手術⇒薄毛が進行⇒→3回目したいけど移植できる株がない」

こういうリスクがありますからね。1回目の手術の方法によっては、2回目の手術自体が困難になるケースもあるので、そこも注意が必要です。詳しくは、以下の記事でまとめていますので、ご確認ください。

【FUTとFUEの傷跡比較】両方体験した私の結論は植毛するならFUT

クリニック選びを間違えれば密度50%未満になることもある

1度の植毛で達成できる密度は50%ですが、技術力が低いクリニックで手術すると、密度50%未満になることがあります。

密度50%はあくまでも、優秀な医師が完璧に手術をして達成できる密度です。

  • 移植毛の採取
  • 採取した毛の適正管理
  • 植えつけ技術

この3つを完璧にこなす必要があります。どれか一つでもミスをするとNGです。そのため、とにかくクリニック選びで全てが決まるとお考えください。

出典:https://ameblo.jp/shokumou-yokobi/entry-11707983692.html

近いから、安いからという理由で安易にクリニックを選んでしまい、上記のような結果になってしまえば、最悪ですよね。

近年、儲かるという理由で、新興クリニックがどんどん参入してきていますが、そこで失敗した患者さんが後を絶ちません。

私が手術した老舗クリニックの先生も、修正手術の依頼が多すぎて嘆いていました。なので、絶対にクリニック選びは慎重に行ってください。

密度で失敗しないためのクリニック選びのポイント

FUT・FUEなど手術方式が密度に影響を及ぼすことはない

植毛にはメスで移植毛を採取するFUTとパンチでくり抜いて採取するFUEがありますが、手術方法の違いで大きく密度がかわってくるというのは基本的にありません。

というのも、両者の違いは移植毛の採取方法だけで、植えつけ方法は同じです。植毛医の中では、FUTの方が生着率がいいという意見が多いのは事実ですが、結論は出ていません。

私もFUTの方が生着率がよかった気はしますが、気がするだけで明確にどっちがいいかは分かりません。なので、多少FUTの生着率がいいかもしれない程度で考えておけばOKです。

【FUTとFUEの傷跡比較】両方体験した私の結論は植毛するならFUT

ホールではなくスリットで移植穴をつくっている

名医とされている医師に共通していることが、マイクロブレードを使って移植穴(スリット穴)を作り植えつけを行っている点です。

植えつけ過程は小さなパンチで丸くくり抜く方法(マイクロホール)とニードルやブレードで線状の傷を作る方法(スリット)とがありますが、株の定着に違いはないとされています。言い換えれば医師が手慣れたやり方で行なえば良いということです。

マイクロホールは植えつけ密度を高くしにくい、くり抜いた部分がスリットより傷っぽくなるなどの理由から、私もスリットに軍配を上げたいのですが、傷跡への植毛ではハンコン組織をとり除けるという意味でマイクロホールをすすめる医師達もいます。

出典:https://www.yokobikai.or.jp/inquiry/Faq/detail/3134/

全植毛医のテキストとも言われる、「Hair transplantation 5th edition by informa healthcare」という書籍でも、Dr.Jerry Wongは「ホールではなくマイクロブレードが1番」と断言しているぐらいです。

そのため、クリニックがスリットかホールかは必ずチェックしてください。国内においては、チェーンクリニックがホールを採用している傾向にあります。

ARTAS以外の手術をしている

ARTASとはFUEの一種で、移植毛の採取をロボットが行う手術のことで、基本的にARTASだけしか行っていないクリニックは技術力が低い新興クリニックだとお考えください。

国内で実績のある医師の中では、ARTASはおもちゃ扱いされており、実際にARTASで失敗して・・・という患者さんも多いです。

後頭部の傷も大きくなるし、クリニックの技術力が低いので発毛率も悪いです。

ARTASはクリニックが楽するため、技術の低さをカバーするためだけにあり、私たち患者側には一切メリットはありません。

私は、ARTAS採用の湘南美容で最も経験が豊富な医師にARTASについて質問をしてみましたが、返ってきた回答が以下です。

湘南美容の回答
私のARTASの手術数は圧倒に日本一ですので経験上書かせていただきますが、ARTASはグラフト採取のみにしようしてます。

スリットメイクやプレイシングはまだまだ手作業にかないません。

また採取も部位によってはARTASより電動FUEによる採取の方が細かく綺麗に取れる部位もありますので、電動FUEとアルタスをハイブリッドで行うのが一番良いと思われます。

つまり、移植穴や植えつけはロボットより手作業が勝るということです。

なので、ARTAS植毛するにしても、ARTAS以外の手術も行っているかは必ずチェックしましょう。

【FUE vs ARTAS】アルタスは医師が楽するだけなのでFUEに軍配

まとめ

密度50%で満足できるかは人それぞれですが、生えてくるのは確かなので、そこに価値を見出せるかどうかです。

一番理想なのは、はげの進行が止まった状態で植毛することですが、私はハゲがばれる前にやることに価値があると思ったので、はげあがる前に手術する決断をしました。

植毛するタイミングに答えはありません。

ですが、一つ言えることは、1度の植毛で「人生変わる」などとは思わないほうがいいです。2度植毛した私でもドフサにはなっていないので、期待しすぎるのは禁物ですよ。

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