2度植毛した男のプロフィール

【FUTとFUEの傷跡比較】両方体験した私の結論は植毛するならFUT

自毛植毛にはメスで頭皮を帯状に切り取り移植毛を採取するFUTと、パンチくり抜いて移植毛を採取するFUEの2種類に分かれます。近年、流行りつつある、ARTAS(ロボット)植毛はFUEの一種で、違いは採取するのが人かロボットかの違いだけです。

私は1回目はFUE(約70万円)、2回目はFUT(約50万円)でそれぞれ700株の手術を受けました。

それで、よくFUTとFUEどっちがいいの?と議論されますが、どちらの手術も経験した僕の考えとしては、基本的にはFUTがよかったという結論です。

理由は、安くて術後ばれにくいし、複数回の手術も可能となるからです。後頭部の傷跡も美容院に行ってもばれなかったほど、全く目立っていないです。

特に私の場合、年齢が2度目の植毛時で30代前半とまだ若いため、将来的に薄毛が進行した場合のことを考えなければいけません。

FUEは1回の手術と決めている。または、500株など少ない株数に相性の良い手術ですが、将来的に3回、4回の手術を想定したら最初はFUTがいいというのが私の考えです。

FUTとFUEの比較について、医学書では以下のように明記されています。

FUEは短髪が好みでどうしても線状瘢痕が嫌な人向け、FUTは短髪にするつもりがなく、採毛部位を広く剃られるのはまっぴらで、結果が良ければ方法にはあまりこだわらず、安価であればなお良い人向け、ということになる。FUTとFUEの比較を示す(表4)

FUTの毛包切断率は平均1.25%(内訳は、ドナー頭皮採取時に0.18%、スライス時に0.28%、株分け時に0.79%)だが、FUEでは電動式のパンチを用いた場合1.7~15%(平均6.14%)、ARTASロボットでは0.4~32.1%(平均6.6%)と報告されている。

出典:毛髪(ガイドライン2017を踏まえた治療update)

ただし、これは基本的な考えであり、その人の後頭部の状態や体質によってFUTよりFUEの方が相性がいいというケースも当然あるので、最終的にはFUT・FUEの両方行なっているクリニックに相談した上で決めるのが確実です。

私が2度目に植毛したヨコ美クリニックの今川院長であれば、FUT・FUEともにトップクラスの質で手術可能なので、自信をもっておすすめできますよ。

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FUTとFUEの後頭部の傷跡

FUEの傷跡(小さな虫食い穴)

術後翌日の写真の黒丸の箇所から株を採取しています。この箇所からは、今後、毛が生えてくることはありません。

術前
翌日
1週間
1ヶ月
1年
注意
うなじ付近の毛も採取している理由は、こめかみなどに植える場合、濃すぎないうなじ付近の毛を植えるのが最適という、アスク井上クリニックの方針です。この方針はアスク井上だけで、イレギュラーな方法です。

FUTの傷跡(線傷)

FUT手術をしたのは、FUE手術から約2年3ヶ月後です。

翌日
1週間
1ヶ月
3ヶ月
半年

※抜糸後の写真です。

※髪をおろせば全く傷は見えません。

FUTの傷跡はトリコティフィック縫合のため目立たない

FUTの後頭部の傷跡が目立たない理由は、トリコティフィック縫合と呼ばれる傷跡が目立ちにくい特殊な縫合をしているからです。

トリコティフィック縫合することで、傷跡周辺から毛が生えてくるようになるため、線傷が全く目立たなくなります。線傷の縦幅は広がっても最終的には3mm以下でおさまり、人によっては5mm坊主しても全く傷が分らない状態です。

基本的に後頭部の長さを1cm以下にしなければ目立つことはないとお考えください。術後直後は3cm以上は必要ですけどね。

出典:https://ameblo.jp/shokumou-yokobi/entry-11673397292.html

頭皮の伸びが良い20歳前後の方であれば、トリコティフィック縫合でもあまり効果がないとされていますが、それ以外であれば、上記のような目立つ線傷になることは基本的にありません。

ただし、トリコティフィック縫合は技術のある医師にしかできない縫合法なので、どのクリニックでもできるわけではありません。

私が手術したヨコ美クリニックであれば、トリコティフィック縫合でお願いしますと言わなくても、最初からトリコティフィック縫合なので、カウンセリング時に縫合法について確認する必要はありません。

尚、FUT手術は術後に抜糸か吸収糸かを選択できますが、どちらを選んでも、傷の大小には影響を与えません。私は何となく抜糸を選択肢しました。

私が感じた抜糸のメリットは、寝るときに糸があたる感触がなくなるので、違和感がなくなること。髪が洗いやすくなること。デメリットは、術後約1週間後にクリニックで抜糸してもらう手間がかかることです。吸収糸はこれの逆です。

ヨコ美クリニックは横浜でしたので、関西のクリニックを紹介してもらい、そこで抜糸してもらいました。

個人的にはどっちでもいいんじゃない?といった感じで、クリニックも面倒でなければ抜糸にきてねというスタンスです。

私がFUTが良かったと思う理由

FUTの線傷が目立たない。むしろFUEの方が目立つ場合も

FUEクリニックのお決まりのトークが、FUTは線傷が目立つからおすすめできないです。でも、これは嘘だと思ってください。

1回のFUT(画像:左)で後頭部から4000株(8000本)のドナーを採ったものと、2回のFUEでほとんど同じ株数を採った患者さん(画像:右)です。FUTの傷跡はさほど目立っていませんが、FUEで採ったほうは、あきらかにドナー部が全体的に薄くなっているのが見て取れます。

また別の患者さんですが、1回のFUEでたった1500株採っただけで、かなり薄くなってしまい、それ以上ドナーを採ることができなくなったというケースです。

出典:ヨコ美クリニック

もちろん、このケースはもともと後頭部の密度がそれほど濃くなかったというのもあるでしょうが、FUEの方が傷が目立たないというは間違っています。

後頭部の密度が非常に濃ければ確かにFUEでやったほうが目立たないかもしれませんが、人によってはFUTの方がいい結果になり得るということです。

実際、私のFUTの傷跡も全く目立ってないです。以下は、術後8ヶ月のFUTの後頭部の傷跡ですが正直、かきあげても傷の区別があまりつきません。

髪をかき上げて凝視しないとわからないレベルで、普通にしていてばれることは100%ないと断言できるレベルです。

であれば、生着率がFUEよりいいとされるFUTで手術したほうがいいという結論に至ります。

生着率については明確なデータがないですが、FUT・FUE双方の手術を行っているクリニックの院長は、「私が現在までとても良い結果だと感じたものがほとんどFUTによってのものでした。」と言っているぐらいなので、気持ちFUTのほうが定着率はよくなると考えていたほうがいいでしょう。

FUEはFUTよりも毛根切断率が大きいこと、多量植毛に不向きなこと、低発毛のリスクが大きいことが欠点である。一方、FUTは結果の安定性については折り紙付きであり、何よりもNor-woodクラスⅤ~Ⅶの症例では多量植毛によって1回の施術でも良い結果が期待できること、また顕微鏡下で質の良い株を作れることが最大の魅力である。

出典:医学書:PEPARSより

ちなみに、私は比較的700株と少ない手術だったため、「結果は変わらないから好きなほうで手術していいよ」と言われました。

つまり、株数が多いほどFUTの方が結果がよくなる可能性が高いということです。

FUTは2回目、3回目の手術の選択肢を増やしてくれる

FUTをうけてそれ以上採れなくなった場合にFUEを行う。これが、1番いい方法です。

あまりクリニックの公式HPやカウンセリングでも教えてくれないことですが、自然な後頭部を保つという前提であれば、FUTはFUEより取れる生涯株数が多いです。

なぜ、FUTの方が採れる株数が多いのかというと、FUEと違い、後頭部の広範囲から採取しないからです。

先ほどの比較写真例で見て分かるように、FUTはどんなに株を採取しても横の線傷だけなので既存毛で隠すことができます。

ですが、FUEはとればとるほど後頭部全体が薄くなっていきます。

私がFUEで採取した箇所は上記ですが、再度FUEを手術した場合、以下の青丸の箇所から株を採取していくことになります。

そうなると、後頭部がどんどん全体的にスカっていきます。これが、FUEの最大のデメリットです。人によっては、2回のFUE手術が限界・・・ということだってあり得ます。

そして、1回目にFUE手術をしてしまうと、2回目、赤線の箇所にFUT手術をする場合、手つかずの青線の箇所より切り取る頭皮の横幅を長くしなければならなかったりと、採取できる範囲や生涯株数がどんどん少なくなってしまいます。

私も最初からFUTにしとけばよかったと思う理由がこれで、複数回手術することを想定するなら、1回目はFUTを選ぶのが無難です。

生涯3回する想定で考えた場合に、FUT⇒FUT⇒FUEという順番でやれば自然な後頭部を保てる可能性が最も高いですからね。

当時は、1度の植毛で終わるつもりだったので安易にFUEを選択しましたが、今やるとしたら、絶対に最初はFUTでやっています。2度目にFUT手術したヨコ美クリニックにも確認しましたが、FUE⇒FUTでやってしまうと、どうしても線傷が長くならざるを得ないようです。

なので、将来、薄毛が進行し、複数回の手術を視野に入れているのであれば、FUTを軸に考えたほうがいいです。FUTは、何度手術しても傷は1本の線傷のみですむというメリットもありますからね。

ちなみに、私が考える理想は以下です。

  • 1回目:赤線のFUT
  • 2回目:赤線のFUT
  • 3回目:青丸のFUE
  • 4回目:緑丸のFUE

理由は、これが最も後頭部の傷を最小限にでき、かつ、最大限に株を採取できる方法だからです。

3回目もFUTでまだ手術可能であれば、3回目もFUTでいいぐらいです。

私は、イレギュラーの緑丸の箇所で1回目FUE手術を行いましたが、この箇所は本来は将来AGAになる可能性がゼロではないので、積極的に移植毛に使う箇所ではありません。

なので、緑丸のFUEの箇所は最終手段にしておけばよかったというのが本音です。

FUTは術後ばれにくい

FUT手術、翌日の後頭部が上記です。髪をおろせば術後、傷は全く見えません。

ですが、FUEであれば広い範囲で刈り上げますからこうはいきません。以下のように、700株でこれだけ刈り上げるわけですから、1500株以上となれば、これの2倍の範囲を刈り上げることとなります。

ヘアシートとよばれるウィッグをオプションでつければ、後頭部を自然にごまかすことはできますが、術後2週間もすれば既存毛も伸びてきているため、ウィッグが浮いてしまい不自然になっていしまいます。

私はヘアシートは使っていませんが、術後1ヶ月は後頭部が変じゃないか外出する度に心配していましたが、FUTはその心配がないためよかったです。

仕事もFUTであれば術後3日ほどで復帰できるでしょう。

尚、ノンシェーブン(刈り上げない)FUEという手術であれば、刈り上げずに手術可能ですが、毛根切断率が高くなり費用もべらぼうに高いので、それならFUTでいいのでは?と個人的には思っています。

FUTはFUEより安い

私はFUT・FUEともに700株の手術を行いましたが、手術費用はFUTの方が約20万円安かったです。FUEで比較的安いクリニックでこれでしたから、大手のチェーンクリニックであるアイランドタワークリニックで手術していたら、30万円以上は確実でしたでしょう。

なので、安くて術後ばれにくいし、線傷もさほど気にしなというのであれば、FUTを選んでOKです。

ちなみに、私が2度目に手術したヨコ美クリニックがFUT・FUEともに費用が全クリニックの中でトップクラスに安くおすすです。

FUT手術は痛くない

私が1度目にFUE手術を選んだ理由の一つに、FUT手術は痛いと考えていたからです。もちろん、FUEクリニックにおどされてそう思ったわけですが、結論、FUT手術は痛くないです。

メスで切ったのに不思議ですが、手術中も術後も痛みの程度はFUEと大差ないです。

むしろ、私はFUEの方が術後、患部がうずくことが多かったように思えます。FUT・FUEともに術後に痛み止めをもらいましたが、どっちも痛み止めは手術当日しか飲んでいません。

植毛手術が痛いというのは医師の麻酔の技術レベルが低いからです。

1度目のFUE手術をしたクリニックでは、麻酔時に採血より痛くないレベルのチクッとした痛みはありましたが、2回目のヨコ美クリニックでは、いつ眠らされたか覚えてないぐらいで、麻酔時の痛みもゼロでした。

なので、ちゃんとしたクリニックでFUT手術をしたら、痛みはないものとお考えください。私は痛みに弱く術前はびびっていましたが、術後も耐えれない痛みを感じたことは一切なかったです。

ARTASは論外なので選択肢からは除外すべき

FUEでもARTASで手術をされる方もいますが、基本的にARTASは選択肢から除外してください。

理由は、ARTAS手術で失敗する方が非常に多いこと、FUEより傷が大きく後頭部がボコボコになり2度目の手術が困難になるからです。

出典:https://bellicapelliforum.com/

みてください。左がARTAS、右がFUEですが、こんなにも違うんです。現在は最新のARTASが導入されたため、これよりも傷は小さくなってると言われていますが、移植毛採取中にロボットが停止してしまうことも多いようなので、おすすめはできません。

【FUE vs ARTAS】アルタスは医師が楽するだけなのでFUEに軍配

以下の記事でも、ARTASの失敗例を含めた経過ブログをご紹介していますので、1度確認してみてください。

FUT・FUE両方行っているクリニックに必ず相談すること

2度植毛した男

例え、FUEと決めていても、FUEクリニックにだけ相談に行くのは危険ですよ。

大事なのはFUT・FUEの両方行っているクリニックに相談にいくことです。

なぜなら、FUTがいいか、FUEがいいかについては、その人の薄毛の進行具合や年齢、後頭部の状況で異なってくるからです。

基本的な考えとしては、1000株以下の小規模植毛であればFUE、それ以上の手術ならFUTですが、例えば、20代前半など頭皮の伸びがある若い年齢であれば、FUTの線傷の縦幅が伸びてしまう可能性があるため、1000株以上でもFUEの方がいいという場合もあります。

もしかしたら、後頭部が他の人より剛毛であれば、同じエリアから2度、FUEで採取しても後頭部はスカスカにならないかもしれません。

どっちでもいいと言われれば、将来のことも考えたうえで選択したらいいですが、FUEだけのクリニックはFUTは初めから除外して話をしてきます。

両方行っているクリニックからFUEでいいよと言われるのと、FUEしかやってないクリニックからFUEでいいと言われるのとでは、説得力が違いますからね。

FUEは短髪が好みでどうしても線状瘢痕が嫌な人向け、FUTは短髪にするつもりがなく、採毛部位を広く剃られるのはまっぴらで、結果が良ければ方法にはあまりこだわらず、安価であればなお良い人向け、ということになる、FUTとFUEの比較を示す

出典:毛髪(ガイドライン2017を踏まえた治療update)

植毛おすすめクリニック決定版【※異論は認めません】

まとめ

  • 1回目:赤線のFUT
  • 2回目:赤線のFUT
  • 3回目:青丸のFUE
  • 4回目:緑丸のFUE

FUTをうけてそれ以上採れなくなった場合にFUEを行う。これが、1番いい方法だと私は結論付けます。

もちろん、1度しか植毛を考えていないという場合や300株~500株程度の植毛であれば特に気にせず最初からFUE手術をやっても問題ないでしょうが、万全を期すなら間違いなくFUTを選ぶべきです。

私は今でも最初からFUTでやればよかったなと少々後悔しているぐらいなので、傷ができないからFUEがいいという言葉だけには騙されないようにしてください。

FUEに向いている人の特徴
  • 頭皮が固くFUTに適さない
  • 後頭部を坊主並みに刈り上げる
  • 線傷ができるのがとにかく嫌
  • 後頭部の髪が太く、うなじ付近の細い毛を移植したい
  • 移植毛を体毛から採取する

【FUE手術の比較まとめ】最先端はWAWシステムで、ダイレクト法はただの呼称

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