FUEと言えばダイレクト法という印象が強いですが、ダイレクト法と言うのは実は呼称であり、日本国内でしか知られていない呼び名です。
私は最初、FUEってパンチで株をくり抜く方法でしょ?どこも一緒なんじゃないの?と思っていましたが、各クリニック異なるFUE手術をしています。
「FUEは傷ができないからいい」という知識だけで安易にクリニックを選べば後悔しかねないので、このページで是非、FUE手術とは何かをしっかり押さえて頂ければ幸いです。
目次
FUE手術は大きく分けて3つに分かれる
FUEの手術は、FUE・刈らないFUE・ARTASの3つがあります。
FUE | 刈り上げないFUE | ARTAS | |
---|---|---|---|
後頭部 | 刈り上げ | 刈り上げない | 刈り上げ |
採取方法 | 手作業 | 手作業 | ロボット |
毛根切断率 | ![]() | ![]() | ![]() |
費用 | ![]() | ![]() | ![]() |
FUEと刈らないFUEの違いは刈り上げるか刈りあげないか。FUEとARTASの違いは移植毛を手作業で採取するかロボットが採取するかです。
どれがおすすめなのか?と言うと、FUEです。ARTASはデメリットが多いですし、刈り上げないFUEは費用が非常に高いからです。
ARTASのデメリットについては、以下記事をご覧ください。

刈り上げないFUEのメリットは術後、ばれにくいというメリットしかありません。もちろん、絶対にばれたくないという場合はおすすめの手術になりますが、髪を剃らないまま移植毛を採取するため、通常のFUEより毛根切断率が多少は上がってしまいます。
私が1度目にFUE手術したアスク井上クリニックでは、FUEと刈り上げないFUEをミックスし、刈り上げる範囲をばれないギリギリラインまでにして手術も可能なので、どの方法が自分に適しているかを考えたうえで手術を選択してください。
また、ミルフィーユ法といって、刈り上げ箇所を数か所に分けて手術を取り入れてるクリニックもあります。
移植毛の採取にも3つの方法がある
FUEは手作業で移植毛を採取しますが、その方法も以下3つに分かれています。違いは手動か電動かハイブリットかです。
- SAFE(手動)
- オムニグラフト(電動)
- WAW(ハイブリット)
SAFE
SAFE法は2004年にHarris博士が確立させた手動のマニュアルパンチ2種類を使う手術法です。
シャープなパンチと鈍なパンチを使うことで、従来、毛根切断率が20%以上だった手術を5%~8%にまで抑えることが可能となりました。
SAFE法は主に老舗の実績豊富な医師が採用している傾向にあります。
オムニグラフト
オムニグラフト(電動式パンチ)を使い、毛根(FU株)を1つ1つくり抜きドナー採取する方法です。
このオムニグラフトを使って採取する方法を、FUE専門クリニックではi-direct法やMIRAI法などと、独自にネーミングしています。
私も最初はFUEとi-directってどう違うの?疑問に思いましたが、こういう聞きなれない手術法を聞いたら、オムニグラフトを使ったFUE手術と考えればOKです。
電動式パンチのメリットは何といってもSAFE法よりシンプルという点ですが、毛根切断率がSAFE法より高いと言われているのが現状です。
また、機械式なのでSAFE法よりも手術時間が短いにも関わらず、国内ではオムニグラフト式のクリニックの方が費用が高いというのも疑問の余地があります。
WAW
2016年にベルギーのデブロイ医師が発表した手術法が、WAWシステムです。
この手術が発表されてから、SAFE法を採用していたクリニックが、WAWに乗り換えました。その理由は、SAFE法よりも採取する株の質が格段にいいからです。
なので、最先端のFUE法はこのWAWシステムと考えてください。
足でペダルを踏むことで電動パンチになり、かつパンチの回転スピードなどをコントロールできる仕組みになっており、シャープなパンチと鈍なパンチの利点を1つにまとめた手術法です。
ハイブリッドトルネードパンチとも言われています。
より速く、低い毛根切断率・傷跡も小さくできるという評判で、国外でARTASを採用しているクリニックもWAWに乗り換えてるいるほどです。
有名医師はWAWを使っているが、どっちが優れているかは分からない
ヨコ美 | アスク井上 | 湘南美容 | 親和 | アイランド | |
---|---|---|---|---|---|
クリニック | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
採取法 | WAW | オムニグラフト | オムニグラフト | オムニグラフト | オムニグラフト |
移植穴 | スリット | スリット | スリット | ホール | ホール |
費用 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
エリア | 横浜 | 新宿 | 新宿、名古屋、大阪、福岡、仙台 | 新宿、名古屋、大阪、福岡 | 新宿、名古屋、大阪、福岡 |
ヨコ美 | アスク井上 | 湘南美容 | 親和 | アイランド | |
確認する限り、国内クリニックでWAWシステムを採用しているのは、ヨコ美クリニックの今川院長と元湘南美容クリニックの長井医師だけです。
私はWAWシステムのことを知らなかったため、2017年に症例件数だけを見るとFUE手術で最も実績のある、アスク井上クリニックの井上院長に手術をお願いしました。
ですが、もし今、FUE手術をするとなると、ヨコ美クリニックの今川院長にお願いします。
2017年5月ごろからWAWシステムを導入しているようなので、症例実績も増えていると予想できるからです。アスク井上クリニックより費用も安いですしね。
ただ、アスク井上クリニックの井上院長も吸引力が優れたオムニグラフト(i-safe)を導入したことで、毛根切断率が低くできるとようになったっと言っていましたし、どちらを選ぶかは本当に悩ましいです。
井上院長は独自で技術開発した技術は他で発表しない方針をとっているので、そういう意味では、ブラックジャック的な存在です。
どちらを選ぶかは、犬派か猫派かレベルの問題かもしれませんが、難しい選択であることは間違いありません。
たまに議論に出る、パンチの口径も今はどのクリニックでも0.6mm~0.8mmが主流になっているので、パンチの口径の比較で選ぶ時代ではなくなっていますしね。
最後は、ご自身でカウンセリングに行き判断してください。
FUE手術は植えつけ方法も要チェック
FUE手術で違うのは採取方法だけではありません。オムニグラフトでもWAWでも、植えつけ方法は各クリニック違います。
植えつけ方法で大きく異なるのが、移植穴をどう作っているかで、よく議論されるのがホールかスリットどっちがいいの?です。
結論を言えば、スリットに軍配が上がるというのが、実績豊富な医師の意見です。実際に、経験豊富な医師はみな、スリットを採用しています。
理由は、高密度に植えつけができ、植え込み角度も調節しやすいからです。
また、実際に植えつけ作業するのは、基本的に看護師であることも知っておくべきです。
植毛手術はチームで行うものなので、例え移植穴がスリットであっても、看護師の技術レベルが低ければ全てが台無しになってしまいます。
老舗クリニックがチェーン展開しないのもこれが理由なので、安易にチェーンクリニックを選ぶのは危険ということです。
まとめ
国内クリニックはWAWかオムニグラフトかどっちかです。SAFE法を採用しているクリニックならなぜWAWでないのか?は当然クリニックに確認すべきですし、オムニグラフトのクリニックにはWAWとどっちがいいのか?も確認事項でしょう。
ただ、どんな手術方法であれ使うのは医師です。なので、医師が優秀かどうかが1番チェックすべき点です。
そのため、手術法ありきではなく、医者の実績ベースでクリニックを選定するようにしてください。
また、私は2回目はFUTで手術していることもあり、FUEではなくFUT手術も選択肢に入れるべきという考えなので、以下の記事もできれば確認してください。

FUT・FUEどっち希望?
手術は東京or大阪?
手術は1年半待てる?
ヨコ美クリニックがおすすめです。他のクリニックにカウンセリングに行く必要はありません。
その根拠とクリニック選びの基準について、下記ページをチェックした上でカウンセリングお申し込みを決断してください。
東京メモリアル、紀尾井町にカウンセリングに行った上で判断しましょう。
その根拠とクリニック選びの基準について、下記ページをチェックした上でカウンセリングお申し込みを決断してください。
紀尾井町かウェルネスビューティーがおすすめです。
その根拠とクリニック選びの基準について、下記ページをチェックした上でカウンセリングお申し込みを決断してください。
手術は東京or大阪?
手術は1年半待てる?
ヨコ美クリニックがおすすめです。他のクリニックにカウンセリングに行く必要はありません。
その根拠とクリニック選びの基準について、下記ページをチェックした上でカウンセリングお申し込みを決断してください。
東京メモリアル、紀尾井町、アスク井上、銀座HSにカウンセリングに行った上で判断しましょう。
その根拠とクリニック選びの基準について、下記ページをチェックした上でカウンセリングお申し込みを決断してください。
紀尾井町かウェルネスビューティーがおすすめです。
その根拠とクリニック選びの基準について、下記ページをチェックした上でカウンセリングお申し込みを決断してください。